ああ、巫女よ。
悠久の刻の中、微睡みに身を委ねし巫女よ。

永遠の刻を、逝き続けるその崇高なる二つの魂よ。
強固にして、脆く儚い世界を見続ける二つの魂よ。

枯れることなく咲き続ける、無残な花のごとく、
微笑み続けるのか。
愛おしいものたちとともに。
一睡の生を、繰り返し、繰り返し。

解き放たれる、その時のことを夢の淵で望みながら。
楽園が生み出した、二つの希望のカケラを想いながら。
待つのだろう。
邂逅の日を、永久の果てを。

ああ、巫女よ。
永遠のまどろみにいて、眠り続ける巫女よ。
幻想の内を舞いしに二色の蝶たちよ。

幻想を現実へとつなぎとめる楔よ。

幻想が、滅びることなければ、
二つの魂もまた永遠なのだろうか。

願わくば、夢の終わりが訪れんことを。
永久の果てがあらんことを。
希望によってもたらされんことを。