#Silhouette Extra Tale 改訂版 第5章「悲しき再会」後編 !v29=3 !v35=1 !v36=1 !v38=1 !wait60 !v5=1 !mv中央公園 !bgmタイトル画面 !wait20 @730 @400 @131 ……\sえっ。 !wait40 @132 \f[40]えええええーっ!? @831 め、女神様の妹だとぉぉー!? @131 って……クロウ、何も知らなかったの? @833 我だって初耳だっ! 女神様の経歴は一通り知ってるが、 まさか、妹がいただなんて……。 @737 ……無理もありませんね。 私が彼女と一緒にいたのは、 まだ私が幼かった頃……。 世界の神となるよりも…… ずっと、ずっと昔の話ですから。 @400 ……そっか。 姉さん、ちゃんと神様になれたんだね。 昔は、あんなに勉強サボって ばっかりだったのに……。 @730 あれから、ずいぶん長い年月が 経ちましたからね……。 全ては……大きく変わりました。 @400 ……そうだね。 姉さん、すごくキレイになったし…… \sしゃべり方も\r[丁寧,ていねい]で、ちょっと驚いた……。 もう……すっかり神様って感じだね。 @730 ……そうですか。 それは、ありがとうございます……。 @130 ……。 @830 ……\sどうした、シシト? @131 あっ、いや……。 この二人、ホントに姉妹なのかなって……。 @830 まあ、外見だけ見れば女神様の方が 幼く見えるのも事実だが……。 本人たちがそう言っているのだし、 まさか、違うなんてことは……。 @134 ……そうじゃないんだ。 @833 むっ……? !wait10 @130 ……。 なんて言うかな……。 !wait30 @1 久しぶりの再会とは思えないくらい、 とても淡々とした、その会話……。 実の姉妹なら、もう少し喜んだり してもいいはずなのに……。 二人は、ずっと無表情のまま…… \sそれどころか、ピリピリとした空気が 漂ってる感じさえした……。 @131 (……感動の再会どころじゃない) (この気まずい空気……\s僕と姉さんが  ケンカした直後にそっくりだ……) !wait40 @730 ……\sあなたは、何も変わってませんね。 外見こそ違いますが…… \sその口調、大きすぎる魔力……。 何もかも……昔のままです。 @400 ……当然だよ。 私の時間、あの時から ずっと止まったままだった……。 こうなっちゃったの…… \s全部、姉さんのせいじゃない。 @731 あっ……。 @833 女神様のせいだと? 一体、過去に何が……。 @737 ……。 !wait30 @400 ……言えるワケ無いよね。 消しちゃいたい過去なんだから……。 @731 ……できませんよ、そんな事。 あの日、あの時からずっと…… 私は、あなたのことを一度たりとも 忘れてなんかいません。 !wait30 @737 これは……私が一生背負うべき罪。 忘れることなんて許されない…… \s私の罪なんですから……。 @130 女神様の……罪……。 @400 口ではなんだって言えるよ。 姉さん、いっつも口ばっかり…… \s言うだけ言っといて、結局は何も してくれなかった……。 悪いって思ってるなら…… \s今更、どうするつもりなの? @737 ……。 !wait60 @731 ……\sリセット。 また……一緒に暮らしませんか? @400 ……。 @730 あなたが禁呪によって生み出された 存在である以上、この世界にいることは 決して許されません……。 しかし、私の元にいてくれるなら…… \s私が責任を持ってあなたを保護します。 これが、世界を守る神として…… \s姉としてできる、最大限の償いです。 ……。 @737 どうか……聞き入れてくれませんか? リセット……\s私は……。 !wait30 !bgm @400 ……『火炎』。 !se(Action)シュビー @730 ……っ! @132 あっ……! @831 め、女神様っ!! !mvnil @0 !mv !se(Action)爆発音 !wait2 !se(Action)爆発音 !wait3 !se(Action)爆発音 !wait4 !se(Action)爆発音 !wait5 !se(Action)爆発音 !wait6 !se(Action)爆発音 !wait7 !se(Action)爆発音 !wait8 !se(Action)爆発音 !wait100 !mv中央公園 !bgmサスペンス !wait60 @731 ……。 リセット……。 @1 \r[絞,しぼ]り出すような女神様の声を\r[遮,さえぎ]って、 リセットが『火炎』を放つ……。 それは女神様のすぐ右横をかすめ…… \sその空間を、一瞬で焼き尽くしてしまった。 @400 ……聞くワケ無いよ、そんな話。 私がこの世界に戻ってきたのは、 姉さんに会うためなんかじゃない。 私をあんな世界に追いやった…… 姉さんに\r[復讐,ふくしゅう]するため……。 絶対に許さないんだから……。 @131 ふ、復讐って……。 @833 マ、マズい……! 女神様にもしものことがあったら、 この世界は……! @731 ……。 !wait40 もう、戻ることはできないんですか……? @400 しつこいよ。 私、ずっと決めてたんだから…… \s姉さんを、絶対に消してやるって……。 いつだって助けてくれたのに…… 姉さん、私を助けてくれなかった……。 ずっと信じてたのに…… \s私の気持ち……裏切った……。 姉さんなんか……嫌いだ。 @731 ……。 !wait20 そう……\sですか……。 !wait60 !bgm @737 ……\s分かりました。 これ以上は、もう何も言いません……。 @130 ……っ! @830 ……女神様? !wait40 @730 ……\sリセット。 私は、これよりマジカルパレスの 女神として……。 この世界を守る神として…… \sその\r[責務,せきむ]に従い……。 !wait60 @736 \sあなたを……\s止めますっ!! !se(Action)シュイーン !wait5 !se(Action)シュイーン !wait20 @0 !mvnil !se(Action)ジュゴー !se(Shooting)撃破B !v5=0 !mv中央公園 !wait5 !bgm(タクミ)魔法少女戦 @132 うわっ!! @831 なっ!? @400 ……っ! @1 突然、周辺に放たれた…… 強烈な光と、吹き荒れる突風……。 女神様が……魔力を開放した瞬間だった。 @833 まっ……待ってください、女神様っ!! まともに戦える力も無いのに、 彼女を止めるなんて……! @730 そんな事ありませんよ。 今まで黙っていましたが…… \s昔は、リセットと一緒に同じ魔法を 学んでいましたからね……。 基本的な魔法なら、一通り使えます。 @833 し、しかし……! !se(Action)跳ね @736 二人とも、下がっていてください! あの子の魔力に太刀打ちできるのは、 この場に私しかいませんっ!! 巻き込まれる前に、早く……! @833 くっ……! !se(Action)跳ね シシト、女神様は本気だっ!! \sこっちの娘を連れて離れるぞっ!! !se(Action)跳ね @132 わ……分かったっ!! !se(Action)学内歩き !wait5 !se !se(Action)学内歩き !wait5 !se !se(Action)学内歩き !wait5 !se !se(Action)学内歩き !wait5 !se !se(Action)学内歩き !wait5 !se !se(Action)学内歩き !wait5 !se !se(Action)学内歩き !wait5 !se !se(Action)学内歩き !wait5 !se !wait25 @400 ……\sふーん。 !wait40 @404 ……\sだったら、止めてみれば? !se(Action)跳ね @0 @404 次は外さないよっ!! \s『火炎』ッ!! !se(Action)シュビー !wait5 @736 『火炎』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)爆発音 !wait2 !se(Action)爆発音 !wait3 !se(Action)爆発音 !wait4 !se(Action)爆発音 !wait10 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait6 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait6 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait6 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait6 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破C !se(Shooting)撃破B @132 のわぁっ!? @1 激しくせめぎ合う、二つの炎……。 あまりの熱に周りの空間が揺らいで、 \r[生,しょう]じた熱風が、僕たちに向かって 容赦なく吹き付ける……。 まるでサウナみたいな状態…… \sけど……それも長くは続かなかった。 @731 くっ……! @130 ……っ! @833 め、女神様っ!? @731 そ、そんな……。 あれから何年も経ったのに…… \sまだ、こんなに差が……。 !wait20 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait20 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait30 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C !se(Action)爆発音 @1 \f[40]「きゃああああーっ!!」 @831 めっ、女神様ぁぁぁ!! !wait10 @733 う、ううっ……。 @400 当然だよ、私の魔力の大きさは 生まれつきだったんだから。 姉さん……元から攻撃魔法が 向いてなかったし、どんなに努力しても ひっくり返せるワケないじゃん。 @733 わ、分かってますよ……。 けど、いくら向いてないからって…… \s使わなければいけない時は、使います。 私は……神なんですから……。 @833 そ、それより女神様、お怪我が……! @737 心配いりません……。 !wait20 @736 ……\s『完治』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Event)アイテム入手A !wait5 !se(Event)アイテム入手A !wait5 !se(Event)アイテム入手A !wait5 @130 も、もう傷が……。 @830 本来、女神様はこういう魔法の方が 向いているはずだからな……。 ……。 @833 しかし、これでは……。 !wait20 @400 ……ふーん。 こんなに早く回復できちゃうんだ。 !wait40 !se(Action)跳ね @404 なら……もう、回復なんてさせないもん! 何回でもいくよっ!! \s『火炎』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)爆発音 !wait2 !se(Action)爆発音 !wait3 !se(Action)爆発音 !wait4 !se(Action)爆発音 !wait5 !se(Action)爆発音 !wait6 !se(Action)爆発音 !wait7 !se(Action)爆発音 !wait8 !se(Action)爆発音 !wait5 @730 ……。 ならば……。 !wait5 !se(Action)シュイーン !wait12 !se(Action)シュイーン !wait12 !se(Action)シュイーン !wait20 !se(Action)バリア音 @736 ……\s『吹雪』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait15 !se(Action)ジュゴー !se(Action)跳ね !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C !se(Action)ズシャアアー !wait5 @400 ……えっ? @1 立て続けに放たれた炎の魔法に対し、 女神様が繰り出したのは、雪と氷の魔法……。 相反する二つの力がぶつかり合い、 魔法はその場で消滅……。 後には、打ち消しあって生じた 大量の水蒸気だけが残されていた……。 @404 なっ……何これ!? @730 凍てつくような冷気で攻撃する、 『吹雪』という魔法です。 こんな魔法……昔はなかったでしょう? @404 くっ……! !se(Action)跳ね @736 今度は、こちらから行きます! 『雷光』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait8 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait12 !se(Action)雷光 !se(Action)ジュゴー !se(Shooting)撃破B @400 ……っ! @133 こ……今度は、雷の魔法!? @830 そ、そうか……! 充満した水蒸気を利用すれば、 女神様の『雷光』でも威力や範囲が 大幅に向上する! この攻撃なら……! !wait10 !se(Action)跳ね @404 甘いよっ!! 『波動』ッ!! !se(Action)シュイーン !wait10 !se(Shooting)撃破B !se(Action)爆発音 @831 ぬおっ!? @730 ……っ! @130 なっ……。 !wait10 @133 ば、爆風で……\s全部、吹き飛ばした!? !wait20 @1 \f[18]「新しい魔法か……ちょっと驚いたよ」 @130 ……えっ? !wait20 @400 ……でも、残念だったね。 いくら私の知らない魔法を使っても、 姉さんなんかには、負けない……。 @132 リ……リセットが飛んでる!? @833 いや、違う……さっきの爆風で 上空に跳んだんだっ!! !wait15 !se(Action)シュイーン !wait10 !se(Action)シュイーン !wait10 !se(Action)シュイーン !wait15 @400 ……\sお返しだよ。 !wait30 !se(Action)跳ね @404 『雷光』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait7 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait10 !se(Action)雷光 !se(Action)ジュゴー !se(Shooting)撃破B @1 上空から降り注ぐ無数の雷……。 空一面を覆い尽すほど広がったそれは、 女神様が使った魔法と同じだなんて とても信じられない光景だ……。 ……\sって、見てる場合じゃない! !wait20 !se(Action)雷光 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C @132 うわっ!? @831 うおっ!! @1 そう思ったのも束の間…… 一本の雷が近くの木に直撃……。 一瞬で……黒コゲになってしまった。 @132 ヤ、ヤバいよこれっ!! たった一本で、こんな……! @833 い、いかん……女神様がっ!! !se(Action)雷光 !wait5 !se(Action)雷光 !wait5 !se(Action)雷光 @1 降り注ぐ雷は、やがて収束……。 開けた場所に立ってる女神様めがけて、 四方八方から襲い掛かる……! @400 ……どう? これなら、吹き飛ばしたり 避けたりなんて絶対できないよ。 @730 ……\sその必要はありませんよ。 !wait5 !se(Action)シュイーン !wait8 !se(Action)シュイーン !wait15 !se(Event)アイテム入手A @736 ……\s『地護』ッ!! !se(Action)シュビー !wait5 !se(Action)ズシャアアー !wait15 !se(Action)バリア音 !wait10 !se(Action)雷光 !wait7 !se(Action)雷光 !wait7 !se(Action)雷光 !wait7 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !se(Action)雷光 !wait3 !mvnil @0 !wait3 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !se(Action)雷光 !mv中央公園 @1 すさまじい威力の雷が女神様を直撃し、 強烈な光と音に思わず目を\r[瞑,つぶ]る……。 そして、再び目を開けると……。 !wait40 @730 ……。 @130 ……っ! @400 ……えっ? @1 女神様は……全くの無傷だった……。 @404 なっ……なんで!? @730 土の成分を体にまとわせ、守備力を 向上させる『地護』の魔法……。 『守護』と同じ系統の魔法ですが…… \s雷を受け流す効果も持ち合わせています。 体の中さえ通らなければ…… 『雷光』も怖くはありませんからね。 !se(Action)ドゴン @404 くっ……! @1 悔しがるリセットは、女神様を じっと\r[睨,にら]んだまま地面に降り立った……。 @404 もう、いい加減にしてよっ!! \s\f[32]『炎嵐』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait2 !se(Action)爆発音 !wait3 !se(Action)爆発音 !wait4 !se(Action)爆発音 !wait5 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait2 !se(Action)爆発音 !wait3 !se(Action)爆発音 !wait4 !se(Action)爆発音 !wait5 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C @730 ……っ! @132 おわっ! デカッ!? @1 再び放たれる炎の魔法…… \sしかも、今度のはさらに大きい…… 巨大な火炎の竜巻……。 熱風と爆音をまき散らしながら…… 女神様に向かって突き進んでいく……。 @736 くっ……『吹雪』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait15 !se(Action)ジュゴー !se(Action)跳ね !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C !wait5 @1 女神様は再び氷の魔法を繰り出し、 炎の竜巻に応戦する……。 ……\sだけど。 @731 う、くっ……! @130 ……っ! @133 め……女神様っ!? @833 いかん、火力が違いすぎて 打ち消しきれてない! @1 炎の竜巻は弱まることなく、 ゆっくり、確実に女神様のところへ 近づいていく……。 できた水蒸気もすぐに蒸発…… \sさらには、女神様の髪や服の先まで チリチリと焦げ始めた……。 そして……。 !wait20 !se(Action)跳ね @831 うおーっ!! 『増幅』のカードッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)ジュゴー @730 ……っ! !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait5 !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破B !wait15 !se(Action)ジュゴー !se(Action)跳ね !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C !se(Action)ズシャアアー !wait5 @1 その瞬間、女神様の魔法が一気に強まり、 竜巻は間一髪のところで消滅した……。 !wait20 @831 はあっ……はあっ……! @133 クロウッ! @833 あ、危なかった……。 滅多に使う機会のないカードだが…… 持ち歩いていて正解だったな……。 @731 あ、ありがとうございます……。 !wait25 !se(Action)シュイーン !wait5 !se(Action)シュイーン @730 ……っ! @132 あっ……! @1 いつの間に撃っていたのか…… \s水蒸気のモヤの中から飛び出てきた、 白くて大きな二つの球体……。 リセットの……『波動』だった……。 @831 め、女神様……来ますっ!! !se(Action)跳ね @736 だ、大丈夫ですっ!! 『反射』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)バリア音 @1 すると、女神様の前に突如として 白く光る魔法の壁が出現……。 それを盾のように構えて…… 飛んでくる『波動』を迎え撃つ……。 !wait20 !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A @737 ぐうっ……! @1 直後、『波動』の一つが壁に衝突。 !se(Shooting)撃破B 弾き飛ばされ角度の変わったそれは、 もう一つの『波動』とぶつかって そのまま消滅した……。 !wait20 @731 (……なんて重たい『波動』) (直接、当たってはいないのに……  はね返した時の衝撃が……) !wait20 @1 「まだ終わりじゃないよ……」 @730 ……っ! @1 消えていくモヤの向こう側…… \s広げた左手をグッと前に突き出して、 彼女は、そこに立っていた……。 !wait40 @400 ……。 休ませてなんて、あげない……。 !wait40 !se(Action)跳ね @404 ……どんどん行くよっ!! \s『波動』ッ! \s『波動』ッ! \s『波動』ーッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)シュイーン !se(Shooting)レーザー !wait8 !se(Action)シュイーン !se(Shooting)レーザー !wait8 !se(Action)シュイーン !se(Shooting)レーザー !wait8 !se(Action)シュイーン !se(Shooting)レーザー !wait8 !se(Action)シュイーン !se(Shooting)レーザー !wait6 !se(Action)シュイーン !se(Shooting)レーザー !wait6 !se(Action)シュイーン !se(Shooting)レーザー !wait6 @736 くっ……! 『反射』ッ! \s『反射』ッ! \s『反射』ーッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)バリア音 !wait10 !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A !wait3 !se(Action)ミス !wait2 !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A !wait3 !se(Action)ミス !wait2 !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A !wait3 !se(Shooting)撃破B !wait2 !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A !wait4 !se(Action)ミス !wait2 !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A !wait3 !se(Shooting)撃破B !wait2 !se(Action)ミス !wait3 !se(Shooting)撃破B !wait2 !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A !wait3 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A !wait3 !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A !se(Shooting)撃破B !wait5 @1 休むことなく、ひたすら『波動』を 撃ち続けるリセット……。 弾いて、\s避けて、\sはね返して…… \s一発たりとも当たってしまわないように、 必死で応戦する女神様……。 二人が繰り広げる攻防は…… まるで、バトル漫画のワンシーンでも 見ているかのようだった……。 @130 ……。 !wait30 すごい……。 @833 感心してる場合じゃないぞっ!! @131 あ、うん、分かってる……。 ……。 @130 ……。 女神様……ずっと押されっぱなしだ。 !wait20 @1 ……確かに、どっちもすごい。 けど、女神様はリセットの攻撃に 対処するので精一杯で、反撃のスキが 全く見当たらない……。 魔法を防ぎ、\s打ち消し、\s受け流し…… \s全ての攻撃に受身になって対応してる……。 最初の『火炎』の撃ち合いが全て…… \s女神様……やっぱり戦いには向いてない。 真っ向勝負じゃ……勝ち目は無かった。 !wait10 !se(Action)シュイーン !se(Shooting)レーザー !wait8 !se(Action)シュイーン !se(Shooting)レーザー !wait15 !se(Action)ミス !wait2 !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A !wait3 !se(Action)ミス !wait2 !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A !wait3 !se(Shooting)撃破B @731 はあっ……\sはあっ……\sはあっ……! @400 ……そろそろ限界みたいだね。 姉さん、だいぶ息上がってるよ? !wait10 !se(Action)跳ね @736 ま……まだですっ!! 世界を守るのが私の役目…… \sあなたを止めるまでは、絶対に……! @400 ……。 止める、か……。 !wait40 !bgm \r[止,・]\r[め,・]\r[る,・]\r[だ,・]\r[け,・]なんだね……。 @731 ……えっ? !wait10 @400 ……\s『波動』。 !se(Action)シュイーン @730 ……っ! @736 はっ……\s『反射』ッ!! !se(Action)シュビー !wait25 !mvnil !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破A !se(Shooting)撃破C @1 「きゃあっ!!」 @0 !se(Action)ドゴン !wait12 !se(Action)ズシャアアー !v5=1 !mv中央公園 !wait10 @132 あっ……! @831 め、女神様っ!! @1 『反射』が間に合わなかったのか…… それとも、体力的に限界だったのか……。 女神様は『波動』を防いだ衝撃で…… \sそのまま、大きく吹き飛ばされてしまった。 !wait60 @731 うっ……\sううっ……。 !wait20 !se(Action)学内歩き !wait40 !se(Action)学内歩き !wait60 @400 ……\sやっぱり。 姉さん……私を助ける気なんて 少しも無かったんだね……。 あの時と、ちっとも変わってない……。 @731 そ、それは……。 ち、違うんです…… \s私は、ただ、あなたを……。 @400 何が違うって言うの? 姉さんが神様になって…… \s色々やってる間も、ずっと……。 私は、何もできないまま…… 一人で、あの場所にいることしか できなかった……。 姉さん、自分のことばっかりで…… 私のために何もやってくれてないじゃん。 私の気持ち……分かる? @731 あっ……。 !wait20 @400 ……\s分かるワケないよね。 私、普通じゃないから……。 !wait60 ……もういいや。 やっぱり、姉さんは姉さんだった…… \sそれだけ分かれば、もう十分……。 @731 リ、リセット……? @400 ……。 !wait60 !se(Action)シュイーン !wait15 !se(Action)シュイーン !wait15 !se(Action)シュイーン !wait30 これで……\s終わりにするよ。 !se(Action)シュビー !wait25 !mvnil !v5=0 @0 !se(Action)ジュゴー !se(Shooting)撃破B !se(Action)爆発音 !mv中央公園 !bgm緊迫状況 @132 うわっ!? @831 なっ!? @1 再び巻き起こる、突風と光の嵐……。 北条や女神様の時とは違う…… \sもっと……すごく大きい力を感じた……。 @833 な、なんだ、この今までにない 魔力の高まりは……! @132 ウ、ウソだろ!? あれだけすごい魔法を使いまくって、 もっとすごいの使う気なの!? !se(Action)跳ね @736 マ、マズい……\s『増幅』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)ジュゴー @130 ……っ! @1 その魔力に危険を感じた女神様が、 先に魔法で体勢を整える……。 使ったのは……\sさっきの補助魔法。 !wait20 !se(Action)跳ね @133 そっ……そうだ! クロウ、もう一回あのカードを……! @833 ……もう無い。 @132 なんで!? @831 使うと思わなかったんだから 仕方ないだろっ!! そもそも、『増幅』は一回分しか 効果がなくてだな……! !wait10 !se(Action)シュイーン !wait12 !se(Action)シュイーン !wait12 !se(Action)シュイーン !wait10 @833 ……はっ! !wait20 @400 ……\s消えちゃえ。 !wait40 !se(Action)跳ね @404 \f[40]『衝撃』ーッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait8 !se(Shooting)レーザー !wait8 !se(Shooting)レーザー !wait4 !se(Shooting)レーザー !wait4 !se(Shooting)レーザー !wait4 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait2 !se(Action)ジュゴー !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C @1 リセットの手から解き放たれた、 巨大な魔力の塊……。 !se(Action)跳ね @736 \f[32]『反射』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)バリア音 !wait5 !se(Action)バリア音 !wait5 !se(Action)バリア音 @1 一方の女神様は……さっきの魔法を 何重にも重ねた光の壁を作って それを迎え撃つ……。 そして……。 !wait40 @0 !mvnil !se(Action)バリア音 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C !mv中央公園 !wait10 !se(Action)爆発音 @132 \f[32]おわああぁぁぁーっ!! !se(Action)爆発音 @831 \f[32]ぬおおぉぉぉーっ!! @1 二つの大きな力は、真っ正面から激突…… \s吹き飛ばされそうな程の衝撃波が 僕たちに襲い掛かった……。 @133 ク、クロウ……冬村さんは!? @830 心配いらん、大丈夫だっ!! ……。 @833 ……しかし、なんてバカげた 威力の『衝撃』なんだ。 これなら並の魔物どころか…… \s魔王でさえも一瞬で消し飛ぶぞっ!! !wait20 !se(Action)雷光 !se(Action)銃声 !wait8 !se(Action)雷光 !se(Shooting)撃破B !wait8 !se(Action)雷光 !se(Action)銃声 @731 ……うっ! @130 ……っ! @133 め……女神様っ!? @731 そ、そんな……。 『反射』の壁が……\s押されてる!? @400 無駄だよ……全力の『衝撃』だもん。 姉さんの『反射』なんかじゃ、 絶対に防げない……。 @831 女神様ぁぁーっ!! @736 くっ……\sくうぅっ……! !wait20 !se(Action)ズシャアアー !wait8 !se !wait10 !se(Action)ズシャアアー !wait8 !se !se(Action)ズシャアアー !wait8 !se !wait12 !se(Action)ズシャアアー !wait8 !se !wait12 !se(Action)ズシャアアー !wait8 !se @1 勢いの止まらない魔力の塊が、 食い込んだ光の壁ごと、女神様を ぐいぐい後退させていく……。 それでも、逃げ場のない女神様は 必死になって抵抗を続け……。 !wait60 !bgm !se(Action)ドゴン @0 @730 ……っ! @1 背後にあった街灯にぶつかって…… \s完全に、後がなくなった……。 @731 し、しまった……! @132 @831 @400 ……。 !wait60 !mvnil @0 !mv !wait20 \f[20]「……バイバイ、姉さん」 !wait40 !se(Action)雷光 !wait2 !se(Action)銃声 !se(Shooting)撃破A !wait2 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C !wait4 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C !se(Action)爆発音 !wait4 !se(Action)爆発音 !wait120 !v5=1 !mv中央公園 !bgmサスペンス !wait40 @400 ……。 !wait40 @1 顔色一つ変えず、自分の開けた穴を じっと見つめるリセット……。 女神様の立っていたその場所は…… \s街灯どころか、周りにあった木や遊具まで 全て吹き飛んでしまっていた……。 @132 そ……そん、な……。 @831 ウ、ウソだ……女神様が……。 !wait40 !se(Action)学内歩き !bgs../se/(Action)学内歩き @400 @130 ……っ! @1 呆然とする僕たちをよそに、リセットが 穴の外周に沿って歩き始める……。 その目は、穴の中心ではなく…… \s爆発で舞い上がった砂煙を見ていた。 @131 ……? !wait60 @1 !bgs \f[16]「こほっ……けほっ……」 @130 ……っ! @833 ……あっ! !wait30 @733 \f[20]はあっ……\sはあっ……\sはあっ……。 @1 ……いや、違った。 晴れていく砂煙の向こう…… \sそこに、ボロボロになってへたり込む 女神様の姿があった……。 !se(Action)跳ね @833 めっ、女神様、ご無事で……! !wait20 !se(Action)ミス @400 @831 ビクッ!! !se(Action)ズシャアアー !wait20 @133 クロウッ! @833 く、くそっ……! @1 慌てて駆け寄ろうとするクロウ…… でも、振り返ったリセットと目が合って、 それ以上、前に進めなくなる。 これ以上、近づくなって…… \sそう言いたげな表情だった……。 @400 ……。 !wait40 !se(Action)学内歩き !wait40 !se(Action)学内歩き !wait60 @733 うっ……ううっ……。 @400 ……\s見えてたよ。 ギリギリまで『反射』を使って 直撃避けて……しかも、『理盾』で ガードするなんて……。 姉さん、ホントにしつこいね…… \sあの時は全然だったのに……。 @733 リ、リセッ……ト……。 @400 ……。 !wait40 !se(Action)シュイーン !wait15 !se(Action)シュイーン !wait15 !se(Action)シュイーン !wait15 今度こそ……本当に終わりだよ。 さよなら……\s姉さ……。 !bgm @1 \f[40]「ダメーッ!!」 @400 ……っ! @833 ……っ! @130 ……\sえっ? !wait20 @1 突然、背後から聞こえてきた 誰かの叫ぶ声……。 とっさに振り返ると、そこには……。 !wait40 !bgm黄昏 !se(Action)跳ね @413 いっ……犬山さんっ!! !se(Action)ミス @132 あっ……! @1 思わずあっけにとられる僕の前を 走り抜けていく、声の主……。 眠っていたはずの、冬村さんだった……。 !wait40 !se(Action)ビシッ @413 犬山さん、もうやめてっ!! 何がなんだかよく分からないけど…… \sそんな事、絶対やっちゃダメだからね!! 私の知ってる犬山さんは…… 誰かを平気で傷つけたりするような 人なんかじゃないっ!! だからダメッ!! 目を覚ましてっ!! @831 いっ……いかんっ!! !se(Action)跳ね @132 ダ、ダメだっ! 冬村さんっ!! @410 ……えっ? @133 とにかく……早く、そこから離れて! その子……\s今は、セトじゃないんだ! @412 ……? !wait40 !bgm !se(Action)ビシッ @0 @413 キャアッ!! @130 ……っ! !se(Action)跳ね @132 あっ……危ないっ! !wait5 !se(Action)ドゴン !wait12 !se(Action)ズシャアアー !wait20 @833 シシトッ! !wait30 @131 いてててて……。 ふ、冬村さん……大丈夫? @410 あっ、うん……。 その、シシト君は……? @131 な、なんとか……。 ……。 !se(Action)ミス @132 ……って、ちっ、違います! 私は通りすがりの正義の味方です! @412 えっ、でも……。 あっちのしゃべるワンちゃん…… 今、「シシト」って言ってなかった? @831 (はっ!?) @131 (クロウ……) !wait40 !se(Action)学内歩き !wait5 !se @400 @130 ……っ! @410 ……あっ。 @1 リセットは左手だけ女神様に向けたまま、 サッと僕たちの方を振り返った……。 @412 い……犬山さん……? @400 ……。 !wait60 あなたも……私の邪魔するの? !bgm../bgs/(環境)心拍 @410 ……っ! !wait10 @412 ……えっ? いっ、今……\sなんて……。 !wait20 @400 ……\sいいよ。 そんなに邪魔するんなら…… \s二人から……先に消してあげる。 @132 ……っ!? @831 なっ……!? @1 最悪の事態……。 リセットは左手を女神様から外し…… \sそのまま……僕たちの方へと向け直した。 @412 えっ、あ……ああっ……! @132 ま、待って……! 冬村さんは別に邪魔したワケじゃ……! @831 シシト、早く逃げろーっ!! @1 逃げられるなら、とっくに逃げてるよ……。 でも、こんな近くで、こんな体勢で…… \sあの魔法から逃げようなんて絶対ムリだ。 ましてや、冬村さんもいるのに……。 @412 や、やめ……\sやめてよ……。 犬山さんが……\sそんな、冗談なんて……。 @400 残念だったね。 私、あなたの知ってる子じゃないの。 それに、冗談とかキライだから……。 @410 ……。 !wait40 い……\sいや……。 !wait40 !se(Action)跳ね @413 \f[32]いやああぁぁぁーっ!! @132 \f[32]やめろおおぉぉぉーっ!! @400 ……うるさい。 !wait20 !se(Action)シュイーン !wait15 !se(Action)シュイーン !wait15 !se(Action)シュイーン !wait15 !bgm @132 @831 @413 !wait30 @400 ……\s『火炎』。 !se(Action)シュビー !wait20 !mvnil @0 \f[16](ダメ……) !wait15 !se(Action)爆発音 !wait7 !se !se(Shooting)レーザー !se(Action)バリア音 !wait60 !mv中央公園 !wait20 @400 ……えっ? @833 なっ……! @134 ……。 !wait40 @131 ……? !wait20 @1 飛んでくるはずの魔法が…… いつまで経っても飛んでこない……。 恐る恐る目を開け、確認すると…… \sそこには、きょとんとした顔でこっちを見る リセットの姿があるだけだった……。 @400 ……\sそんな。 !wait40 !se(Action)跳ね @404 なっ……なんでなの!? なんで魔法が出ないの!? @130 リ、リセット……? @833 な、なんだ……魔力切れか? @404 ……どうして!? どうして、まだ邪魔ができるの!? \sどうしてそんなに守ろうとするのよ!? 私の邪魔しないでっ!! @412 ……? @131 邪魔する……だって? !wait40 @130 ……っ! @1 誰かが、リセットを邪魔してる……。 僕たちを……\s守ってくれている? @130 ま、まさか……。 @1 そんな事が、できるのって……。 @404 \f[32]邪魔なんだってばーっ!! @130 ……。 !wait60 セト……\sなの……? !wait60 @1 (……今しかない) (どうか……\s効いて……!) !wait20 !se(Action)シュイーン !wait12 !se(Action)シュイーン !wait12 !se(Action)シュイーン !wait20 @400 ……っ! !wait10 !se(Action)跳ね @736 \f[32]『催眠』ッ!! !se(Action)シュビー !wait15 !se(Shooting)レベルアップ !wait3 !se(Shooting)レベルアップ !wait3 !se(Shooting)レベルアップ !wait3 !se(Shooting)レベルアップ !wait10 @400 えっ……。 !wait60 @402 \f[20]……あっ。 \f[20]し……\s\f[16]しまっ……\s\f[12]た……。 !wait40 !se(Action)ドゴン @0 @130 ……っ! @1 動揺するリセットのスキを突いて、 女神様が魔法を放つ……。 圧倒的な力で場を支配していた少女は…… \sそのまま、あっけなく崩れ落ちた……。 !wait60 !bgm夜の静けさ !se(Action)跳ね @133 セ、セトッ!! !se(Action)跳ね @413 犬山さんっ!! !se(Action)学内歩き !wait7 !se !se(Action)学内歩き !wait7 !se !se(Action)学内歩き !wait7 !se !se(Action)学内歩き !wait7 !se !se(Action)学内歩き !wait7 !se !se(Action)学内歩き !wait7 !se !se(Action)学内歩き !wait7 !se !wait20 @1 「すーすー」 @130 あっ……。 @410 ……\s眠ってる? !wait30 @730 ……\sふうっ。 なんとか……なりましたね……。 !wait40 !se(Action)ドゴン @733 うっ……! @133 ……っ!? @831 め、女神様っ!? @733 だ、大丈夫……です……。 !wait30 @737 ……\s『完治』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Event)アイテム入手A !wait5 !se(Event)アイテム入手A !wait5 !se(Event)アイテム入手A !wait5 @833 ほっ……。 @131 しっかし、すごい回復力ですね……。 @730 私が回復魔法に向いているという 理由も確かにありますが……。 特に、『完治』の魔法だけは…… ずっと鍛錬を重ねてきましたからね。 ……。 @731 昔、色々ありまして……。 @830 ……。 @130 女神様……。 !wait20 @410 ……\sシシト君。 その……この人は? @131 あっ、えーと、その……。 @730 紹介が遅れました。 私は、マジカルパレスの女神…… \sこの世界を守る神みたいな存在です。 シシトさんには、私の仕事を 色々と手伝ってもらっています。 @412 か……かみ、さま……? @830 女神様……いいのですか? 一般人の少女に、我々の存在を 簡単に教えてしまって……。 @730 下手にウソをついて済むような 状況ではありませんからね。 シシトさんの知り合いみたいですし…… \s今回は……特別です。 @410 ……シシト君、すごいね。 まさか、神様と知り合いだったなんて……。 @131 成り行き上だったけどね……。 あと、このカッコは戦闘服みたいな物で、 別に僕の趣味とかじゃないから……。 @412 (あっ、違うんだ……) !wait25 @0 !mv中央公園 !se(Action)シュイーン !mvnil !wait15 !v5=0 !se(Action)バリア音 !mv中央公園 !wait5 @130 ……っ! @410 ……えっ? @130 そ、空が……。 @830 北条が死んで、『隔絶』の効果が 完全に切れたようだな……。 @730 このままでは、関係のない人々に 見つかってしまいますね……。 ひとまず……ここを離れましょう。 @830 そうですね……。 @730 シシトさん、この近辺で人のいない 安全な場所はありませんか? @130 それなら、僕の家を使ってください。 今日は、誰もいませんから……。 @730 ……ありがとうございます。 では、みなさん…… 私の側に集まってください。 これから、『転移』の魔法を使って シシトさんの家に移動します。 @133 は、はい……! @730 シシトさんは、家のイメージを 頭の中に描いてください。 クロウは、彼女をお願いします……。 @830 分かりました。 !wait10 @412 ……。 あ、あの……。 @730 ……冬村さんと言いましたね? 不安はあるかもしれませんが…… どうか、今はご同行をお願いします。 @413 は、はいっ! @130 冬村さん、心配しなくていいよ。 行くのは僕の家だし…… ちゃんと僕もついてくからさ。 @412 あっ、うん、ありがと……。 ……。 @410 ……でも、大丈夫。 私、最初からついてく気でいたし……。 @131 あっ、そうなの……。 @412 ……\sそれにさ。 今、一番に心配するなら…… \s私じゃなくて、犬山さんの方だよ。 @130 ……。 そうだね……。 !wait40 !se(Action)学内歩き @830 女神様、こっちも準備できました。 @730 はい、ありがとうございます。 @1 「すーすー」 @410 ……。 @130 ……セト。 !wait30 @730 ……\s全員、集まりましたね。 では……行きます……。 @410 @830 @130 !wait20 !bgm !wait40 @736 ……\s『転移』ッ!! !se(Action)シュビー !wait20 !se(Action)シュイーン @260 !mvnil @0 !mv !wait100 @1 ある日……突然、魔法を使った女の子。 彼女は、そのまま記憶を失って…… 僕たちは一緒に思い出を探して回った。 そうして、一つの記憶を見つけ出し…… \sちょっと悩んで、立ち止まって……。 また、これから頑張ろうって時に…… 今度は父親まで失って……。 そして……君は、いなくなった……。 !wait60 何が真実で、どこまで信じていいのか……。 そんな事を考える余裕もなく、 他の全てを振り落とすような勢いで 加速していく事態……。 想像なんて、とっくに越えていた……。 ……だけど、まだ振り落とされちゃいけない。 次々と移り変わっていく状況の中…… それでも変わらない、ただ一つの事実……。 この事態の中心には…… \sまだ……セトがいるんだから……。 !wait100 @0 !mv \>  \ \ \