#Silhouette Extra Tale 改訂版 第4章「邪悪なる者」前編 !v27=1 !v35=1 !v36=1 !v38=1 !wait60 思えば、気の遠くなるような年月でした……。 あの時、アレを見つけてからというもの……。 私は、それだけを楽しみにして…… この十数年、ひっそりと生きてきました……。 ……実に歯がゆいものです。 お目当ての果実は、私のすぐ近くで ずっと実っていたというのに……。 それが熟するまでには、とても長い時間 待たなければならないだなんて……。 ホント……退屈な毎日でしたね……。 ……。 !wait60 ですが……。 そうやって待ち続けた日々も…… これで、ようやく終わり……。 果実は……ついに成熟しました。 あとは、不要な皮を\r[剥,は]ぎ取って…… 中身を丁寧に取り出すだけ……。 あの力さえ手に入れてしまえば…… \s私は、世界を意のままに……。 !wait100 \f[22]Silhouette Extra Tale 第4章 \s\f[40]邪悪なる者 \s\m[46]\f[32]-Evil- !se(System)キー3 !wait120 !mvマジカルパレス !bgm神秘 !wait60 !se(Action)ページをめくる @730 ……\sうーん。 クロウをシシトさんの元に送ってから 数日経ちましたが……。 やはり、あの子がいないだけで 食費も全然違いますね……。 ……。 @737 これで仕事の方もスイスイ進めば 何も言うことないのですが……。 こちらに関しては、一向に はかどってくれないんですよね……。 困ったモノです……。 @850 クロウの小言が無いから、女神様 休んでばっかりですもんねー。 @730 あらっ、フェザーじゃないですか……。 いつからそこにいらしたんです? @851 さっきからいましたよー!! @730 そうですか、全く気付きませんでした……。 @736 ……あなたもやるようになりましたね。 @850 というか、部屋へ来た時に女神様が いびきをかいて寝てたから……。 @730 ……何か? @851 い、いえ、なんでもありません!! @730 まあ、それはいいとして……。 一体、どんなご用でしたか? @850 おおっと、そうでした。 女神様から頼まれていた資料が ようやく完成したので、それを お届けに来たんです。 @730 ああ……例の人物について 調べるよう、お願いしてましたっけ。 ごくろうさまです、フェザー。 @850 これくらいお安い御用ですよ。 でも……急にどうしたんですか? 魔法少女のスカウトでもないのに、 一般人の情報を集めてくれだなんて……。 @730 クロウから直々に調べて欲しいと お願いされたんです。 どうも、『魔力の反動』としては かなり特殊なケースだったらしくて……。 @850 へえ〜。 @730 ……もっとも。 調べた理由は、それだけじゃ ないんですけどね……。 @850 というと? @731 ……最近、なんだが胸騒ぎがするんです。 仕事をしようにも、集中できずに すぐ気が散ってしまって……。 ですから、たまには別のことで 気分転換をしようかと……。 @850 女神様が仕事に集中できないのは いつもの事だと思うんですが……。 @730 ……。 @851 そ、それは大変ですね!! どうぞ、十分に気分転換を なさってください!! @730 はい、ありがとうございます。 @850 (ほっ……) @730 まあ、一般人が魔法を使ったとなれば、 このまま見過ごしておくことも できませんからね……。 魔法や魔法使いについて調査するのも、 マジカルパレスの役目ですよ。 @850 あー、魔法使いと言えば……。 @730 ……? @850 近頃、魔法を使ってよからぬ事をする 連中が増えてるみたいですよ。 魔物だけじゃなくて、そっちの方も どうにかするべきだと思うんですよね。 @730 うーん……そうですね。 その件に関しても、何か対策を 考えておくことにしましょう。 @850 了解しました。 では、資料はここに置いておくので、 私はこれで失礼します。 @730 はい、お疲れ様です。 @850 気分転換は大事でしょうけど…… なるべく仕事の方も進めてくださいね。 それでは、また。 @1 バサバサ ……。 !wait40 @730 ……。 行ってしまいましたね……。 さて……仕事の方は……。 !wait20 !se(Action)ページをめくる !wait20 !se(Action)ページをめくる !wait20 !se(Action)ページをめくる !wait15 @1 ←(ミミズ文字がいっぱい) @730 ……\sふむ。 思ったよりも進みましたね。 これなら、今日は大丈夫そうです。 @831 (全然大丈夫じゃなーい!!) @730 ……あらっ? 今、クロウの声が聞こえたような……。 ……。 @731 ……いけませんね。 幻聴まで聞こえてくるなんて…… よほど疲れが溜まってるんでしょうか? 少し……無理しすぎたみたいです。 @832 (……) @730 やはり、仕事ばかりしていては 体に毒ですからね。 今日はもう休んで、 気分転換に努めましょう。 !se(Action)学内歩き @1 スタスタ !wait30 @730 ……\sさて。 では、さっそく例の資料でも……。 !wait60 !bgm !se(Action)ページをめくる @0 @730 ……\sえっ? !wait40 @731 ……。 う、うそ……。 まさか……\sこの子……。 !mvnil @0 !mv !wait80 @1 同じ頃、中央公園にて……。 !wait60 @0 !mv中央公園 !bgm公園 !wait40 !se(Action)学内歩き !wait45 !se(Action)学内歩き !wait70 @410 ……\sうーん。 !wait20 @412 どこまでも続く青い空…… \sその下で\r[響,ひび]く鳥のさえずり……。 もう、これ以上ないってくらいの 読書日和だねっ! @1 ……。 @410 ……。 でも……どうしたんだろ? こんなにいい天気なのに…… 公園の中、全然人がいないみたい。 日曜日だから、どこかで イベントでもやってるのかな? !wait40 @412 ……\sまっ、いっか。 私にとっては、その方が 都合がいいもんね。 今日は、ゲームの本を読みながら のんびり過ごそっと……。 ……。 @410 ……あっ。 @402 \f[16]────。 @100 \f[16]────。 @410 ……犬山さんと、シシト君? そっか、二人も公園に来てたんだ……。 ……。 @412 なんだか、すごく真剣そうに 話してるみたいだけど……。 何があったんだろ……? !wait20 @411 ……っ!? @403 \f[16]────。 @102 \f[16]────。 @411 って、ちょ……ええーっ!? い、犬山さん……\sシシト君に くっつき過ぎじゃない!? 一人だけズルいよー!! !wait40 @410 ……。 よーし……。 !wait30 @412 こうなったら……後ろからこっそり 近づいて、二人をビックリさせちゃおう。 どんな反応するか楽しみだな〜。 ふっふっふ……。 !wait60 !bgm !se(Action)学内歩き @1 「驚いたり、笑ったり……  ずいぶん忙しい方ですこと……」 @410 ……へっ? !wait30 !bgmサスペンス @1 「しかし……切りがありませんね」 「せっかく人払いをしてというのに、  次から次へと人が来て……」 「私のお店も、これくらい賑わって  欲しいものですわ……」 @410 (な、なんなの……この人?) (周りには誰もいなかったはずなのに、  一体、どこから……) @1 「まあまあ、そう緊張なさらずに……」 「あなた……彼らのご友人なのでしょう?」 @410 えっ……。 彼らって……まさか……。 @1 「もちろん、あそこのベンチに座ってる  お二人のことですわ」 「知ってますよ……あなたが彼らと一緒に  アクアフロートを巡ってたことも……」 @410 ……っ! @412 ど……どうしてそれを? @1 「少々ワケがありまして、数日前から  こっそり尾行させてもらいました」 「驚かせるつもりはなかったのですが……  \sどうも、人に気付かれぬよう行動するのが  クセになっていましてね……」 「我ながら困ったものです……」 @410 ……。 !wait40 でも……別に仲良くしたくて 尾行してたんじゃないですよね? ……何が目的なんですか? @1 「ホホホ……これは手厳しい」 「まあ、時間も勿体無いですし……  ここは単刀直入に申し上げましょう」 「私は……\sお礼を言いたかったのです」 @412 お、お礼……? @1 「ええ、そうです」 「私の計画を実行するにあたって、  使えそうな材料はいくら手元にあっても  損にはなりませんからね……」 「ここであなたのような人に出会えたこと、  とても嬉しく思いますわ……」 @410 ……? @1 「さて……お話はこのくらいでいいでしょう」 「では、そういう事ですので……」 !wait60 !mvnil !bgm @0 「あなたも……勝手に利用させてもらいます」 !wait100 !mv中央公園 !wait60 !se(Action)雷光 !wait3 !se !se(Action)雷光 !wait3 !se !wait15 @400 ……へっ? @100 セト……どうかした? @402 あ、いえ……。 その……今、変な音がしませんでした? @102 変な音……? !wait20 !se(Action)雷光 !wait3 !se !se(Action)雷光 !wait3 !se !wait10 @100 ……っ! @402 あっ、また……! @100 こ、これは……。 !wait20 !se(Action)雷光 !wait3 !se !se(Action)雷光 !wait3 !se !wait12 !se(Action)雷光 !wait3 !se !se(Action)雷光 !wait3 !se !se(Action)雷光 !wait3 !se !se(Action)雷光 !wait3 !se !se(Action)雷光 !wait3 !se !wait30 !se(Action)雷光 !wait3 !se !mvnil @0 !se(Action)ジュゴー !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C !mv中央公園 !bgm緊迫状況 @104 うわっ!! @401 きゃあっ!! @1 突然、どこからともなく響き渡った、 爆発にも似た大きな音……。 驚く僕たちの声をかき消しながら、 静寂の時間を一瞬で奪い去っていく……。 そして……。 !wait20 @100 ……っ! @1 同時に、目の前の林からは 上空に向かって伸びる光の筋が 出現していた……。 @100 な、なんだよ、あれ……。 @1 しかも、一本じゃない……。 右の林、\s左の林……\s全ての方角から、 同じような光が何本も伸びている。 まるで、僕たちを取り囲むように……。 @402 シ、シシトさん……空がっ!! @100 えっ……。 !wait20 @103 ……っ!? @1 セトに言われて上空を見上げると、 そこには、さらに信じられない光景が 広がっていた……。 @100 そ、空が……\r[歪,ゆが]んでく……。 @1 \r[澄,す]んだ青空に向かって伸びた、 いくつもの光の筋……。 それが、空の一点で交わって…… そこを中心に黒く\r[濁,にご]った色が溢れ出し、 周辺の空へと混ざり合っていく……。 そうして、混ざり合った色は次第に 空全体へと広がり……。 !wait40 @0 !se(Action)シュイーン !mvnil !v5=1 !mv中央公園 @1 澄んだ青空が、全く別のモノへと 変わってしまった……。 @100 ……。 @402 ……\sシシトさん。 これって、一体……。 @100 ……\s僕にも、分からない。 @1 少なくとも……何か異常な事態が 起こったのだけは確かだ……。 なら、ここで取るべき最善の策は……。 !wait40 !se(Action)跳ね @103 セト、ここにいたら危険だっ!! とにかく、公園から離れよう! !se(Action)跳ね @402 は、はいっ! !wait20 !se(Action)ズシャアアー !wait20 @833 シシト! セト! @100 ……っ! @400 ク、クロウさん……。 @830 よかった、二人とも無事だったか……。 @103 クロウ、とりあえず話は後だ! まずは、公園から離れて……! @833 ま、待てっ! 落ち着け! こうなってしまっては、もう公園から 脱出するのは不可能だっ!! @102 えっ……? @402 ど……どういう事ですか? @830 ……順を追って話そう。 まず、空の異変についてだが…… \sこれは『隔絶』という魔法によるものだ。 @401 ええーっ!? @104 まっ、魔法!? これが!? @830 ああ、そうだ。 『隔絶』は高等魔法の一種で、 魔力によってドーム状の壁を形成し あらゆる物の移動を妨げる。 空が変わってしまったように見えるのは、 我々がドームの内側にいるから……。 つまり……公園の中に 閉じ込められた状態なんだ。 @402 そ、そんな……。 @100 一体、誰がこんな事を……。 @830 そこまでは分からんが…… 目的はおよそ見当がついている。 どうやら、シシトの予感が 的中したらしいな……。 @102 僕の予感……? !wait40 @100 ……あっ。 もしかして……\s今日の公園に 全然人がいなかったの……。 @830 おそらく……術者の仕業だ。 これほどの魔法の使い手ならば、 人払いをするくらい造作もないだろう。 @100 目的と関係のない人間は邪魔だから、 公園から遠ざけて隔離した……。 そう考えれば、筋も通るか……。 @830 うむ。 !wait20 @402 ……\sじゃあ。 この魔法を使った人は…… \s初めから、私たちを狙って……。 !wait60 !bgm @1 「ご名答ですわ」 !wait10 !bgmサスペンス @402 ! @833 ! @100 ! @103 だっ……誰だ!? @1 「おや……もう、お忘れですか?」 「あなた方とは、先ほど会話を交えた  ばかりだというのに……」 @102 へっ……? !wait40 !se(Action)学内歩き !wait45 !se(Action)学内歩き !wait70 @570 ……\sこんにちは。 また……お会いしましたね。 @100 ……っ! @833 なっ……!? @400 あ、あなたは、さっきの……。 @570 ええ、そうです。 レストラン「トイレ」のオーナーにして…… \sあなた方を公園に閉じ込めた、 \r[生来,せいらい]の魔法使い……。 北条レイコとは、私のこと……。 @100 北条……。 @402 ま、まほう……つかい……。 @833 そ、そんなバカなっ!? 魔法使いなら、我の鼻を持ってすれば 簡単に見分けがつくはずなのに……。 レストランで会った時は、全く……! @570 そんなの当然ですわ。 あの程度の接触で正体がバレるようでは、 マジカルパレスの目を\r[欺,あざむ]くことなど 到底できませんもの……。 あなたに非があったのではなく…… \s単に、それだけ実力差があるのですよ。 @833 くっ、言ってくれるな……。 @570 まあ、魔法使いとは言いましても…… 最近はずっと遊んでばかりでしたけどね。 レストランを経営してみたり…… \s魔力を景品に武闘会を開催したり…… \s色々と楽しんでいました。 最後に魔法を学んだのなんて、 もう、半世紀近くも昔のことですわ。 @100 半世紀も昔って……。 @102 そんな昔から生きてる割には、 どう見ても、20代後半くらいにしか 見えないんだけど……。 @570 ホホホ……これも魔法の力ですよ。 いつまでも変わらぬ若さを保つくらい、 私には造作もないことですわ。 @102 (姉さんが欲しがりそうな魔法だな……) @830 いつまでも若さを保つ……だと? !wait40 @833 ……っ! お前……まさか、禁呪使いか!? @100 ……? @570 ええ、いかにも。 普通の魔法など、とうの昔に 飽きてしまいました……。 禁呪とは、大変面白いものです……。 @100 禁呪……使い? @830 禁呪使いとは、世の\r[理,ことわり]さえ \r[歪,ゆが]めかねないような危険な魔法を 好んで使う魔法使い……。 マジカルパレスが魔物と並んで 最も警戒している存在だ。 おそらく……奴は時間の流れを 歪めてしまう魔法を使用することで、 その若さを保っているのだろう。 @402 じ、時間を……歪める……。 @104 そんな事もできるの!? @570 魔法に不可能なんて存在しませんわ。 魔力と意思さえあれば、使い方次第で あらゆる望みを実現できるのです。 こんな素晴らしい魔法の数々…… \s使わなければ宝の持ち腐れでしょう? @830 何が宝の持ち腐れだっ!! 禁呪に魅入られ、魔法使いとしての 道を踏み外した愚か者め……! お前の行いによって、この世界に どれほどの悪影響が出ると 思っているのだ!? @570 それに関しては、私の\r[与,あずか]り知る ところではございませんわ。 やめさせたいのであれば…… 力づくで止めればいいだけでしょう? まあ、だからこそ……何十年以上も 正体を隠しながら活動を続けて いたのですけれど……。 @100 ……\sでも。 そうやって何十年も隠れてた奴が、 どうして、今になって姿を……。 @830 シシトの言う通りだ。 いくら『隔絶』で我々を閉じ込めたとしても、 これほどの魔法を使えば、いずれは マジカルパレスも気付くはず……。 自らの存在を我々に示して…… 一体、何をしようとしているんだ? @570 別に存在をアピールしたくて 正体を\r[晒,さら]したのではありません。 ただ、計画の遅れを取り戻すため、 少々強引な方法をとらせていただいた だけなのです……。 「彼女」がそちら側にいる以上、 いつマジカルパレスに感づかれても おかしくありませんから……。 !wait10 @400 ……えっ? @100 ……っ! @833 ま、まさか、お前の目的は……! @570 ……その通りです。 私にとって重要なのは、あなた方でも、 マジカルパレスでもなく……。 そちらのお嬢さん…… あなた一人なんですよ。 @103 なっ……! @402 ……っ!? @570 おっと、こういう言い方をしては 少々\r[語弊,ごへい]がありますね……。 正しくは……\sあなたが持っている その力が必要なんです。 @402 わ、私が持ってる……力? @103 まさか、お前はセトが使った 魔法の正体を知っているのか!? @570 もちろんですわ。 お嬢さんの身に宿る魔力の正体も…… \sその力が存在する理由も……。 全てを知るのは……この私、一人。 私は、今のあなたが知らないことまで、 なんでも知っているのですよ……。 @833 な、なんで、キサマが……。 @402 ……。 @100 ……\sセト? !wait20 @402 ……\sシシトさん。 私……怖いです……。 この人のことも……私自身のことも……。 @100 大丈夫。 セトの持ってる力がなんだって、 僕たちは、いつでもセトの味方だよ。 @830 そうだ……だから、心配するな。 奴の思い通りにはさせん……。 @402 は、はい……。 !wait20 @570 ……\sふむ。 改めて見ても、やはり魔力の気配は \r[微塵,みじん]も感じとれませんね……。 記憶の欠落が原因なのでしょうけど…… まあ、とにかく\r[手筈,てはず]通りにやってみますか。 @100 ……何をする気だ? @570 大したことではございませんわ。 私は、ただ記憶を取り戻す お手伝いをして差し上げようと 思っただけです。 @830 手伝いだと? @570 ここ数日、あなた方の行動を じっくり観察させてもらいましたが、 どうにも苦戦している様子でしたからね。 これでは時間がかかりすぎるので、 私自身も動くべきだと判断したのです。 そうすることが、「彼女」にとっても 望ましいことなのですから……。 @402 えっ……。 !se(Action)跳ね @103 そんなのお断りだっ!! 確かに、ゆっくりかもしれないけど…… セトは少しずつ記憶を取り戻し始めてる! お前の助けなんているもんかっ!! @570 おやおや……そんな事を 言ってしまっていいのですか? お嬢さんを大事に思うのでしたら、 彼女のためになることを優先すべきだと 思うのですが……。 @100 だったら\r[尚更,なおさら]だよ。 セトは今、記憶を取り戻すことに ちょっと戸惑いを感じてる……。 受け入れるまでには、まだ時間が 必要だから、自分のペースでやらせて あげるのが一番なんだ。 なのに、無理やり記憶を思い出させて、 セトを困らせるようなことなんて……。 そんな事……絶対させない。 @403 ……シシトさん。 @570 ホホホ……ご立派ですわね。 しかし、事情があるのは 私とて同じこと……。 『隔絶』の魔法まで使用した以上…… 黙って引き下がるワケには参りませんよ。 @100 ……。 !wait40 そっちが、そのつもりなら……。 !wait60 !bgm !se(Action)カチャッ @1 ←(マジカルステッキを取り出す) !wait35 !bgm(タクミ)戦闘訓練 !wait5 !se(Action)ビシッ @103 こっちも……本気でやってやる!! @400 ……っ! @833 ……っ! @570 ホホホ……いいですね。 やはり、そうこなくては……。 @830 シシト、お前……。 @102 だって、他に方法も無いでしょ? アイツをどうにかしなくちゃ、ここから 出ることもできないっぽいし……。 @833 まあ、それはそうだが…… 相手は禁呪使いなのだぞ? 魔物相手とは勝手が違う…… 大丈夫なのか? @100 うん、むしろ魔物よりも戦いやすいよ。 相手が犯罪者みたいな奴なら、 捕まえなくちゃって気にもなるしね。 @102 これでも、警察官志望だからさ……。 @402 シシトさん……。 @100 セト、危ないから少し下がってて。 ここは、僕がなんとかするから……。 @403 は、はい……。 分かり……ました……。 @830 ……\sそうか。 覚悟があるなら……話は別だ。 やるぞシシト、変身しろっ!! @103 うん! @570 なるほど、変身ですか……。 ……\sいいでしょう。 その方が楽しみ\r[甲斐,がい]もありますし…… \sどうぞ、ゆっくりと準備を……。 !bgm @103 う、生まれるー!! @570 ……\sはっ? !wait30 !bgmサブコミカル @103 がんばれ春子! ヒッヒッフーだ!ヒッヒッフー! 大変、奥さんが白目向いて アワ吹いてるわーっ! @401 ち、ちょっと……シシトさん!? @831 お前は何を言ってるんだーっ!? @101 (しょーがないじゃん!!  これが変身呪文なんだもん!!) @570 (……新手のギャグでしょうか?) @103 ヒッヒッフーヒッヒッアベボッ!! 春子ー!!大丈夫か春子ぉぉぉー!! せっ、先生! まちがってうん●出てませんか!? 大丈夫ですかー!? はいはい大丈夫だよ、 赤ちゃん出てるよ。 @404 が、頑張ってください……春子さん! @833 いや、応援せんでいいから……。 @101 あああー!!いってぇぇぇええ!! んぎゃあぁぁぁぁ!! 春子ー!!春子ぉぉぉー!! !wait40 !bgm @0 パアアアァァァ…… @570 むっ? !wait60 !bgmバトル01 @130 ……\sよしっ。 !wait20 !se(Action)ビシッ @133 これで準備オッケーだっ!! @401 え、ええーっ? シ、シシトさんが…… \s女の子になっちゃった!? @570 ほう、これはこれは……。 @833 女神様から話は聞いていたが…… 実際に間近で見ると、すごい格好だな。 @131 最初は僕もビックリしたよ。 というか、いくら変身だからって もう少しマシな格好はなかったの? @830 女神様は、最近の流行に合わせて 作ったものと言っていたが……。 @833 まあ……対象年齢や性別は、 シシトに合うものではなかったな。 @131 電話した時に、ちゃんと事情を 話しておくべきだったね……。 @830 とにかく、今はそれで我慢してくれ。 見た目は弱そうに見えるが、 変身の効力は絶大だ。 @130 もちろん、それは分かってるよ。 !wait30 @131 あっ、でも……。 僕……変身しても魔法が 使えないんだよね……。 @830 心配いらん、その辺りは リスからの情報で確認済みだ。 サポートは我に任せておけ。 @130 うん、よろしく。 @570 あら、意外ですわね……。 変身したら、魔法の一つや二つは 使えるのかと思いましたが……。 @131 ご期待に\r[添,そ]えなくて残念だったね。 けど、こう見えて格闘は それなりにできるつもりさ。 甘く見てると……痛い目に\r[遭,あ]うよ? @570 ホホホ……それは楽しみですね。 私、血沸き肉踊る戦いは 大好きですから……。 @830 余裕ぶっていられるのも今のうちだ! 行くぞ、シシトッ!! @133 来いっ、北条!! @570 まあまあ、そう焦らずに……。 !wait40 そもそも……。 !bgm 私は、「私自身が戦う」だなんて…… 一言も申しておりませんよ? @130 ……っ! @833 な……なに? @570 ……。 !wait30 あなた方のお相手は…… こちらの方にしていただきます。 さあ……出てきてください。 !wait60 !se(Action)学内歩き @1 スタスタ @131 ……んっ? !wait40 @132 ……っ!? @833 なっ……! @400 ……\sえっ? !wait30 !se(Action)学内歩き !wait40 !se(Action)学内歩き !wait40 !se(Action)学内歩き !wait10 !se !wait30 !bgmサスペンス @500 ……。 @402 お……おじいちゃん? @132 そ、そんなっ!? なんで、ジェ……\sバルトさんが!? @570 ホホホ……見ての通りですよ。 娘さんの記憶を取り戻すという点で 彼と利害が一致しまして、色々と 協力することになったのです。 @133 デ……デタラメ言うなっ!! セトが狙いだって知っていながら、 バルトさんがお前なんかに協力する ワケ無いだろっ! @830 それは我も同じ意見だが……。 しかし、この状況は……。 !wait40 @833 ……っ! ま、まさか……\s『服従』の魔法か!? @130 ……えっ? @570 ……やはり、ご存知でしたか。 さすがはマジカルパレスの使者…… と、言ったところですわね……。 @130 クロウ、『服従』って……? @830 いわゆる、洗脳魔法の一種だ。 この魔法にかかった相手は、 自由を奪われ、術者の意のままに 動くようになってしまう……。 本来は、対魔物専用の高等魔法で 人間には効果がないのだが……。 @131 えっ、じゃあ、なんで……。 !wait40 @130 ……っ! (そうか、今のジェイクさんは……) @833 (ああ、奴の正体はドッペルゲンガー) (いくら人間に変身していても、  元が魔物だから『服従』の効果が  及んでしまっているのだ……) @133 (くそっ! なんてこった!) !wait20 @570 ……\sさて。 では、さっそく始めましょうか……。 !wait30 !se(Action)学内歩き @500 @402 あっ……。 @570 ……。 !wait60 !bgm @570 さあ……\sお行きなさい。 !wait20 !se(Action)ビシッ !wait35 !se(Action)跳ね !wait8 !se(Shooting)撃破A !se(Shooting)撃破C !bgmバトル02 @500 @130 ……っ! @833 はっ、速い……! @133 セト、下がって!! ここにいたら、あぶな……! !se(Action)跳ね @500 !se(Action)ビシッ !se(Action)ハンドガン @132 おわっ!? @402 シ、シシトさん……! @570 ほう……この攻撃を止めますか。 反射神経は、まずまずといった ところですわね……。 @500 ……。 @133 ジェ……\sバルトさんっ! あなたは魔法で操られているんです! \s早く、目を覚ましてください! セトが見ている前で、こんな……! !wait5 !se(Action)ミス !se(Action)跳ね @500 !se(Shooting)撃破A @132 おわっ!! @402 あっ……! @570 ホホホ……無駄ですわ。 その程度で洗脳が解けてしまうほど、 私の魔法は弱くありませんよ。 伊達に、何十年も魔法使いを やっていませんからね……。 @131 くっ……。 @830 シシト、大丈夫か? @130 これくらいなら問題ないよ。 ……。 @131 ……でも、バルトさんは本気で 僕を仕留めに来てる。 攻撃を受けてばかりじゃ、 やられるのも時間の問題だよ……。 @833 しかし……だからと言って、 無闇に手を出すこともできんぞ。 不用意に攻撃を加えたら、 奴だけでなく、セトをも傷つけて しまうことになりかねん……。 @130 うん、それは分かってる。 !wait40 @133 だから……\s一撃だ! 一撃でバルトさんを気絶させて、 こんな戦い、とっとと……! !se(Action)跳ね @500 @402 あっ、あぶない……! @130 ! !se(Action)ミス @132 おわっと!? @570 口で言うのは簡単でしょうね……。 しかし……見たところ攻撃を加える チャンスも無いようですが……? @131 ううっ……。 @830 ならば、魔法でチャンスを 作り出すまでだ! いくぞっ、 『守護』ッ!! !se(Action)シュビー !wait15 @130 ……っ! こ、これは……。 @830 シシトの防御力を一時的に高めた。 これで、奴の攻撃も多少は 楽になるだろう……。 あとは……思い切って行け!! @133 ありがとう、クロウ! @570 ほう、そう来ますか……。 では……お手並み拝見と参りましょう。 !wait20 !se(Action)跳ね @500 !se(Action)ミス !wait3 !se(Action)殴打 !wait4 !se(Action)ビシッ !wait2 !se(Action)殴打 !wait5 !se(Action)ミス !wait3 !se(Action)ビシッ !wait3 !se(Action)ミス !wait3 !se(Action)ビシッ !wait8 !se(Action)殴打 !wait2 !se(Action)ミス !wait2 !se(Action)ビシッ !wait5 !se(Action)殴打 !wait4 !se(Action)ミス !wait3 !se(Action)殴打 !wait4 !se(Action)ミス !wait3 !se(Action)ビシッ !wait3 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ビシッ !wait6 !se(Action)殴打 !wait5 !se(Action)殴打 !wait5 !se(Action)ビシッ !wait5 !se(Action)殴打 @132 お……わっ、と……! @1 北条の声を合図に、猛然とラッシュを 繰り出してくるジェイクさん……。 !se(Action)ミス !wait1 !se(Action)ミス 左右の拳から繰り出される 素早いワンツー。 !se(Action)跳ね 体を\r[捻,ひね]りながら放つ重たい蹴り。 !se(Action)殴打 立て続けに来る\r[肘,ひじ]打ち。 !se(Shooting)撃破A さらには\r[膝,ひざ]蹴り。 その全てを流れるような動作で繰り出し、 的確に僕の急所を狙ってくる……。 生身の状態だったら、きっと一瞬で 打ちのめされていただろう……。 @131 (くっ、なんて攻撃だ……!) (変装中で、動きづらいはずなのに……) (前に戦った時とは、まるで  別人じゃないか……!) @1 そんな事を考えながら戦えるくらいの 余裕は残ってるけどね……。 ……\sでも。 @402 ……。 @130 ……。 @1 これ以上、セトにこんな戦いを 見せちゃいけない……。 知り合いが傷つくのは誰だってイヤだし、 それが自分の家族なら尚更だ……。 早く、なんとかしないと……。 !wait20 !se(Action)跳ね @500 @130 ……っ! @1 不意に放たれる、大振りの一撃……。 これは……\sガードしても防ぎきれないっ! !se(Action)ミス @133 はっ!! @1 そう判断して、僕は後ろへ大きく跳んだ……。 @570 それでかわしたつもりですか? まだまだ……攻撃は続きますよ。 !wait15 !se(Action)跳ね @500 @130 ……っ! @1 攻撃の手を休めることなく、僕の方へと 向かってくるジェイクさん……。 @133 かわすだけが狙いじゃないさ! \f[32]くらえ……\s飛び蹴りっ!! !se(Action)跳ね !se(Shooting)撃破A @570 おっ? @1 それに合わせ、僕は飛び蹴りで ジェイクさんを迎え撃った。 !wait30 !se(Action)ビシッ !se(Action)ハンドガン @500 ……っ! @1 直後に激突……\s普通の相手なら この攻撃はまず防げない……。 それでも、ジェイクさんは体勢を崩しながら かろうじて僕の攻撃を受け止めた……。 ……\s狙い通りっ! !se(Action)跳ね @133 ここだーっ!! @500 ……っ!? @1 その\r[隙,すき]を突いて、僕は一気に ジェイクさんの懐へと飛び込んだ。 @833 そうか、シシトは最初から これを狙って……! @134 ……バルトさん、すみません。 ちょっとの間、眠っててもらいますね。 !wait20 !se(Action)ミス @133 \f[32]せいっ!! !wait10 !bgm !se(Shooting)撃破A @500 ガッ……! !se(Action)ドゴン @1 空いた\r[鳩尾,みぞおち]に正拳を一発……。 ジェイクさんは、そのまま地面へと 倒れて動かなくなった……。 !wait60 !bgmサスペンス @131 ……\sふうっ。 上手くいった……かな? !wait20 !se(Action)跳ね @402 お、おじいちゃん……! @130 あっ……。 !wait10 !se(Action)学内歩き !wait8 !se !se(Action)学内歩き !wait8 !se !se(Action)学内歩き !wait8 !se !se(Action)学内歩き !wait8 !se !se(Action)学内歩き !wait8 !se !wait32 @500 ……。 @402 おじいちゃん……。 なんで……こんな事に……。 @130 ……。 !wait40 @134 ……\sごめん。 他に、いい方法が思いつかなくて……。 @830 いや、シシトは十分によくやった、 自分を責める必要はない。 それより、今は……。 @130 ……\sうん。 !wait20 @570 ……。 !wait40 ホホホホホ……。 なるほど、確かに口だけでは なかったようですね……。 まだお若いのに、いいセンスを お持ちですこと……。 @133 北条、お前は何を考えているんだ!? バルトさんを操って、その上 僕たちと戦わせるなんて……。 こんなの……セトを苦しませる だけじゃないかっ!! @570 だって、それが狙いなんですもの……。 これも……治療の一環ですわ。 @131 なっ……? @833 ち、治療だと……これが? @570 ええ、そうです。 患者に精神的な苦痛や刺激を与え、 その反動で記憶を\r[蘇,よみがえ]らせる……。 いわゆる……ショック療法ですわね。 @131 シ、ショック療法って……。 !wait20 !se(Action)跳ね @133 そんなの……どこが治療なんだ!? そんなバカみたいな事をするために、 お前は、バルトさんを……! @833 こ、この外道め……! @570 ホホホ……なんとでもどうぞ。 !wait60 ですが……。 !bgm そういう事は……\sきちんと相手を 倒してから言うべきではありませんか? @130 ……えっ? !wait40 !se(Action)跳ね @0 @400 ……あっ。 @132 なっ……!? !wait30 !bgm緊迫状況 @500 ……。 @402 お、おじいちゃん……? @833 た……立ち上がっただと!? @132 そ、そんなっ……! 手応えは、十分だったのに……! @570 残念でしたね……。 今の一撃、生身の人間なら 間違いなく気絶していたでしょう。 あくまで、生身の人間ならですが……。 @833 はっ……そうか! キサマも、『守護』の魔法を……! @570 それだけではありませんわ。 正確に言えば……基本的な 補助魔法は一通り\r[施,ほどこ]してあります。 簡単にやられてしまっては、 治療の意味がありませんからね。 @131 くっ、そういう事か……。 !wait20 @570 ……\sでは。 これより、第2ラウンド開始と 参りましょうか……。 !wait20 !se(Action)学内歩き @500 @400 ……っ! @402 お……おじいちゃん! お願いだから、もう……! !se(Action)跳ね @500 !se(Shooting)撃破A !se(Shooting)撃破C @401 わっ!? @833 シシト、来るぞっ! !se(Action)跳ね @133 わ……分かってるっ! @570 さて……こうしたら、どうなりますかね? !wait20 \f[32]『覚醒』ッ!! !se(Action)シュビー !wait12 !se(Action)ジュゴー !se(Action)跳ね @500 @833 なっ!? @131 えっ……。 !wait10 !se(Shooting)撃破A !se(Shooting)撃破C @132 \f[32]どわぁっ!? !se(Action)ドゴン !wait12 !se(Action)ズシャアアー !wait20 @402 シ、シシトさんっ!! @132 な、なんだ……今の……。 急に、バルトさんの動きが……。 ……。 @131 ……って、あれっ? バルトさんは……。 @831 \f[32]シシト、後ろに跳べーっ!! @130 ……っ! !se(Action)跳ね @1 クロウの声に身の危険を感じ、 僕は体を投げ出すようにその場所から 大きく飛び\r[退,の]いた……。 すると、その直後……。 !wait30 !se(Action)跳ね @500 !mvnil @0 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C !mv中央公園 @132 おわっ!? @1 突然、上空から降下してきた お目当ての人物……。 ジェイクさんは、さっきまで 僕が倒れていた場所に思いっきり 拳を突き立て……。 次の瞬間……地面が爆発したように 跡形もなく吹き飛んでしまった……。 @132 な……なんだよ、この威力!? こんなの人間技じゃないよ!! @833 くっ、なんて奴だ……。 この期に及んで、さらに 『覚醒』まで使用するなんて……。 @131 か、かくせい……? @830 人間が持っている、潜在的な力を 引き出すことができる魔法だ。 これを使用することで、 身体機能のリミッターが外され 通常よりも大幅にパワーアップできる。 補助魔法の中でも、きわめて 強力な魔法だ……。 @130 そんな魔法があったなんて……。 @131 全部かけたとか言っときながら、 出し惜しみしてたのか……。 @833 出し惜しみとか言ってる場合じゃないぞ! このままでは、奴を気絶させる どころか……! !wait30 !se(Action)学内歩き @500 @130 ……っ! @1 さっきの攻撃で舞った砂煙が消え、 何事もなかったかのように歩み寄ってくる ジェイクさん……。 だけど、その右手は……。 @132 ち、ちょっと……手が思いっきり 真っ赤になってるよ!? あれ、大丈夫なの!? @833 これが『覚醒』の恐ろしいところだ……。 肉体のリミッターを外して 無理に力を使うため、体全体には 大きな負担がかかってしまう。 これ以上、戦闘が長引くと…… 取り返しのつかないことになるぞ!! @133 な、なんだって!? @570 申し訳ありませんが…… まだ、戦いの途中ですよ? 相談は、終わってからゆっくりどうぞ……。 @133 ほっ、北条、お前は……! !wait20 !se(Action)跳ね @500 !se(Action)ミス !wait2 !se(Action)ミス !wait2 !se(Action)ビシッ !wait3 !se(Action)殴打 !wait3 !se(Action)殴打 !wait1 !se(Action)殴打 !wait2 !se(Action)ビシッ !wait2 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)殴打 !wait1 !se(Action)ミス !wait1 !se(Action)ビシッ !wait2 !se(Action)殴打 !wait3 !se(Action)ミス !wait1 !se(Action)ビシッ !wait2 !se(Shooting)撃破A !wait1 !se(Action)ミス !wait3 !se(Action)殴打 !wait2 !se(Action)ミス !wait1 !se(Shooting)撃破A !wait2 !se(Action)ビシッ !wait4 !se(Action)殴打 !wait1 !se(Action)ミス !wait1 !se(Action)ビシッ !wait4 !se(Action)殴打 !wait1 !se(Action)ミス !wait1 !se(Action)殴打 !wait1 !se(Action)ビシッ !wait3 !se(Action)殴打 !wait2 !se(Action)ミス !wait1 !se(Shooting)撃破A !wait1 !se(Action)殴打 !wait2 !se(Action)ミス !wait1 !se(Action)ビシッ !wait1 !se(Action)ミス !wait2 !se(Action)ビシッ !wait3 !se(Action)殴打 !wait2 !se(Action)ミス !wait3 !se(Action)殴打 !wait2 !se(Action)ビシッ !wait1 !se(Shooting)撃破A !wait3 !se(Action)殴打 !wait1 !se(Action)ビシッ !wait1 !se(Action)ミス !wait2 !se(Action)ビシッ !wait1 !se(Shooting)撃破A !wait1 !se(Shooting)撃破A @132 ち、ちょ……うわっ!! @402 あ、ああっ……! @1 再び至近距離での打撃の\r[応酬,おうしゅう]……。 でも、ジェイクさんの攻撃は どんどん鋭さを増していくばかりで、 僕は防御するのに精一杯……。 こうしてる間にも、事態は 悪化してるって分かってるのに……! !se(Action)ミス !wait2 !se(Action)ビシッ !wait3 !se(Action)殴打 !wait3 !se(Action)殴打 !wait1 !se(Action)殴打 !wait2 !se(Action)ビシッ !wait2 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)殴打 !wait1 !se(Action)ミス !wait1 !se(Action)ビシッ !wait2 !se(Action)殴打 !wait3 !se(Action)ミス !wait1 !se(Action)ビシッ !wait2 !se(Shooting)撃破A !wait1 !se(Action)ミス !wait3 !se(Action)殴打 !wait2 !se(Action)ミス !wait1 !se(Shooting)撃破A @132 ダ……ダメだっ!! 反撃のチャンスが全然なーい!! @570 おやおや……今更泣き言ですか? さっきまでの威勢や動きのよさは どこへ行ったのやら……。 @130 ……っ! @570 一方的な展開では退屈ですから、 たまには反撃してくださいな。 せっかく『覚醒』まで使ったのです……。 もっと、面白い戦いを見せてください。 @131 こ、こいつ……! @1 ……何がショック治療だ。 お前は……\s結局、自分が楽しみたいから やってるだけじゃないかっ!! @131 いっ……。 !wait30 !se(Action)跳ね @133 \f[32]いい加減にしろぉぉぉー!! @833 よ、よせっ……シシトッ! 奴の挑発に乗るなっ! @570 ホホホ……やはり威勢だけは まだいいみたいですね。 しかし……。 !wait15 !se(Action)跳ね @500 @131 なっ……! !wait20 !se(Shooting)撃破C @132 \f[40]おわぁぁぁーっ!? !se(Action)ドゴン !wait3 !se(Action)ドゴン !wait7 !se(Action)ドゴン !wait12 !se(Action)ズシャアアー !wait3 !se(Action)ズシャアアー !wait20 @402 シシトさんっ!! @831 シ、シシトォォォーッ!! @570 戦いの最中に、相手から 目を離すべきではありませんよ。 ほんのわずかなスキが、致命的な ミスになることは多々あります。 よく、覚えておくことですね……。 !wait20 @132 はぁ……\sはぁ……\sはぁ……! くっ……\sくっそ……! @833 シシト……。 @131 ご、ごめん、クロウ……。 @830 いや、気にするな。 それより……動けるか? @131 な、なんとかね……。 今のは、さすがに効いたけど……。 @833 むう、我が回復魔法さえ使えれば……。 !wait20 !se(Action)跳ね @500 @132 げっ!! @831 まっ、また来るぞっ!! @1 こちらが起き上がるよりも先に…… 追い撃ちをかけようとジェイクさんが迫る。 @132 く、くそっ……\s真空波っ!! !se(Action)ミス !wait10 !se(Action)ジュゴー @500 ……っ!? @570 なに……? @1 とっさに放った、苦し紛れの一閃……。 でも、これが意外に効いたのか…… \sジェイクさんは大きく体勢を崩しながら 必死にそれを避けようとする……。 そして……。 !wait60 !bgm !se(Action)ミス @0 !mvnil \sパサッ…… !mv中央公園 !wait20 @131 ……あっ。 @400 ……\sえっ? !wait40 @800 !wait40 !mvnil @1 かすった刃でマスクが切り裂かれて…… 本当の素顔が明らかになった……。 !wait80 @0 \> \