「BLIND LOVE 恋する漢は孤島の盲獣」は、江戸川乱歩の名作探偵小説「孤島の鬼」のストーリーを
怒られない程度になぞりながら、漢同士の友情を育み、あわよくば友情以上の関係になろうと企む
恋愛アドベンチャーゲーム。彼の気持ちをボディタッチで揺り動かしたり、肉体の弱点を開発して
彼のハートをゲットしよう!!
キャラクタデザインは、端正な筆致で男の子を描くことにかけては定評のあることり先生が担当。
ノンケで内気な男の子が次第に主人公に開発されていく過程の表情は必見だ。
斬新なゲーム内容に加えて、遊び方もGSならではのものが数多く用意されている。
タッチペンを使って辱<はずかし>めたり、マイク機能を使って彼に隠語を浴びせたりといった
遊び方が用意されている。
初回特典として、なぜかタッチパネルに張るミントやレモングラスの香り付きフイルムが同封。
嘗めれば嘗めるほど爽やかな味が口内に広がるが、タッチパネルに匂いや味を付ける理由は不明。
女性記者に聞いてもニタリと意味深な笑みを浮かべるだけで答えは得られなかった。
【ステージ概要】 |
「プロローグ(八年前)」
出会いのシーンでゲーム要素はなく、時代背景や人物紹介がメインとなる。
このゲームの基本ルールとしてプレイヤーの操作により蓑浦君の感情が高まり、
それが画面にフィードバックされる。だが内気でぶっきらぼうな彼はあまり感情を表に出さない為、
「独白システム」が攻略の決め手となる。
「私は実業学校の四年生であったころ、家の都合もあったのだが、むしろ大部分は私の幼い好奇心から、
同じ東京に家庭を持ちながら、私は神田の初音館<はつねかん>
という下宿屋に泊まっていたことがあって、
諸戸はそこの同居人として知り合ったのが最初であった。
年齢は六つも違って、そのとき私は十七歳、諸戸は二十三歳であったが、
彼の方から誘うままにしろ何しろ彼は大学生でしかも秀才として聞こえていたほどだから、
私はむしろ尊敬に近い気持ちで、喜んで彼とつき合っていたわけである」
GSの上画面に蓑浦君の様子が表示され、下画面に心情が独白(モノローグ)の形で吐露される。
画面の赤い文字は好感度UPを示し、背景色は蓑浦君の感情(青が冷静、赤で興奮)を示す。
画面の緑は通常状態。
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STAGE1「散歩(八年前)」
タッチペンで蓑浦君の手のひらをくすぐったり、マッサージするのがこのステージの操作。
押し広げたり、もみほぐしたりと本格マッサージのテクニックを駆使して、
蓑浦君の気持ちを高ぶらせよう!
失敗すると平坦な感情表現だが成功すれば赤い独白の文章表現で表される。
「快感ポイント」を見逃すな!
「散歩のときに手を引き合ったり、肩を組み合うようなこともあった。
それも私は意識してやっていた。時とすると、彼の指先が激しい情熱をもって
私の指をしめつけたりするのだけど、私は無心を粧<よそお>って、しかし、
やや胸をときめかしながら、彼のなすがままに任せた。
といって、決して私は彼の手を握り返すことはしなかったのである」
マッサージは修練モードでトレーニングできるぞ!(タイトル→マッサージ修練)
両手親指で二画面同時にマッサージする裏技などもそこで学ぼう。
セーブデータ毎に異なる……すなわち、プレイヤー毎に違う「快感ポイント」を見つけておくと、
後のステージで有利になるらしい……?
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STAGE2「銭湯(八年前)」
このステージは「羞恥」がポイント。ボディタッチに意識させ、その隙に石鹸の泡を吐息で吹き飛ばせ!
蓑浦君が気付かぬうちに大変な場所をあらわに出来たら、すかさずマイクに向かって
「言葉責め」しよう!
「彼はよく私を銭湯に誘ったことを思い出す。そこでは、
きっと背中の流しっこをしたものであるが、彼は私のからだを石鹸のあぶくだらけにして、
まるで母親が幼児に行水でも使わせるように、丹念に洗ってくれたものである。
最初のあいだは、私はそれを単なる親切と解していたが、
後には彼の気持ちを意識しながら、それをさせていた。それほどのことでは、
別段私の自尊心を傷つけなかったからである」
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STAGE3〜?「謎解き」
ここよりしばらくミステリーアドベンチャーとなる。
画面クリックで物的証拠を示し、その理由を選択肢で選んで回答する。
ネタバレになるので画面写真と詳細は割愛する。
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FINAL STAGE
暗闇で二人きり。しかも衣服は破れ、半裸になってしまった二人。
あの手この手で蓑浦君を落としちゃえ!
いままでに充分気持ちを揺り動かしてきた分だけ、落としやすいぞ!
FINAL STAGE-1「告白タイム」
まずは大声で告白タイム! GSのマイク機能を利用して思いの丈を告白しよう!
荒々しければ荒々しいほど、蓑浦君の心臓は高く鳴り響く!
「蓑浦君、地上の羞恥を棄てて、今こそ、僕の願いを容れて、僕の愛を受けて」
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FINAL STAGE-2「孤島の鬼ごっこ」
身の危険を感じた蓑浦君が逃げ出してしまうので追いかけよう。決して逃すな!
画面は暗闇だが、必死で逃げる蓑浦君の吐息や足音を聞き分け、左右の十字キーを素早く押そう。
素早ければ素早いほど蓑浦君との距離が縮み、捕獲モードになるぞ!
「手さぐりだ。なあに、光なんかなくたって、僕らはもう闇になれてしまった。手さぐりの方が
かえって方角に敏感かもしれない」
捕獲モードでは手のひら、又は背中や胸板が暗闇にぼんやり浮かぶ。
ここで以前までのステージで開発した蓑浦君の「快感ポイント」を責め立てよう!
蓑浦君の「抵抗値」がみるみる減っていくぞ! これを0にすれば蓑浦君は疲れ果て、抵抗しなくなるぞ!
蓑浦君の弱点を上手く責められないと、また逃げ出してしまうので要注意だ!
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FINAL STAGE-3「極楽状態」
蓑浦君が観念したら受け入れ体制完了!
ここからは一旦やさしいボディタッチとキスから仕切り直すのがコツだ!
そして「快感ポイント」……と見せかけて周辺ばかりを責める「じらし」などを駆使し、
蓑浦君を「極楽状態」にしよう!
「いま僕らには羞恥も、礼儀も、虚飾も、猜疑も、なんにもないのだ。僕らはこの闇の世界へ
生まれてきた二人きりの赤ん坊なんだ」
【スクリーンショット】 |
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これが極楽状態だ! |
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