サマキャンの下見に行くこと。それはサマキャン執行に関わるESS2回生の全責任を負うことである。 いまここに、その2回生の全責任を負おうとする勇敢な人物を紹介しようと思う。 〜1人目の戦士〜気が違うと書いてキチガイと呼ばれる男。北森氏(19)通称タモリ  ESS・BKC唯一のサマキャン戦士。BKCにおいて企画部長という一番責任を負う立場の彼にとって、 今回の下見に対する意気込みは相当のものであったのであろう。その意気込みが裏目に出たのであろうか、 それとも彼の思考回路が我々を超越しているものだったのであろうかは定かではないが、 終始我々に解読不能な会話を繰り広げてくれたのであった。 そんな彼も持ち前の明るさと絶えることのないトークのおかげで辛いはずの下見を楽しいものにしてくれた。 また、ひとなつこい性格のため上瀬氏を姉のように慕い「上ちゃんは雪女や!!上ちゃんは最強や!」という またしても我々の理解を超える言葉で上瀬氏への尊敬の気持ちを表していた。 〜2人目の戦士〜全てを掌握する女。上瀬氏(19)通称上ちゃん  サマキャン下見をした唯一の女性サマキャン戦士。欲望に掻き立てられている野獣のような男3人と一夜を共にする肝っ玉の持ち主。 メーリスでも述べたように、性欲の奇行師増田から性的嫌がらせを受けるなど、精神的にも肉体的にも極限状態に達していた。 しかし、そんな彼女も長野の自然に癒され徐々に回復の兆しを見せてくれたのは不幸中の幸いか。 また、彼女は戸隠のご主人様をこよなく愛した。やはり、長野の大自然が魅力的な人格を育てるのであろう。 ESSにも長野出身者は数名いるが、彼らもまた魅力的な人物であることは言うまでも無い。 また上瀬氏は全ての人物を受け入れてくれる広い心の持ち主であり、我々の手には負えない北森氏のことを弟のように接し、 またあの奇行を行った増田氏とも夫婦のように接した。我々は彼女のことをマリア様の生まれ変わりとして崇め上げた。 〜3人目の戦士〜性欲の奇行師。増田氏(19)通称ダメ人間  サマキャンの企画部長を務める責任感強き男。増田氏。また歩くジュゴン、三年寝太郎、変態仮面など数多くの肩書きを持つ男である。 彼についての説明は不要だと思われる。しかし、彼の下見での奇行ぶりについて言及すること。 それが私の最後の役目だと言っても過言ではないだろう。まず、増田氏の奇行を語るためには、 この旅の最初から話さなければならないであろう。 一日目〜我々が白馬に着き、わらび平山荘に着くまでの道のりはとても激しい吹雪で前を見ることさえもできなかった。 傘をさしていた我々の前で、増田氏の傘1つだけが暴れだした。慌てふためく増田氏。 このときが普段温厚であった増田氏を変える大きな原因であったのだろう。傘1つの暴れを止めることすらできなかった増田氏。 これから、自分は企画部長としてサマキャンの企画をまとめ上げなければならない。 しかし、この程度の傘の暴れを止めることができなかった自分に、果たしてこれから本当に企画部長が務まるのであろうか。 これ以上の荒波が自分に降りかかったときに、自分はその荒波を乗り越えることができるのであろうか。 その自我との葛藤が増田氏のこれからの一連の奇行を招いた。このままの俺で良いのか。 何か変わらなければならないのではないか。その葛藤が次第に膨れ上がり、増田氏の自我は崩壊した。 自我が崩壊した増田氏の奇行は言葉だけでは語れない。欲望のままに動く彼は上瀬氏の着替えを覗くことはもちろん、 欲望を満たすため北森氏の着替えまで覗こうとしたのである。また、二日目の見学の際、戸隠の宿泊施設の浴室において、 とても景色の見晴らしが良いこの浴室に対し「ここだったら、女湯を覗けるのではないか」と画策をしている。 女性諸君。自我が崩壊した今の増田氏は性欲の奇行師の呼び声をほしいままにしている。十分に気をつけるように。 〜最後の戦士〜妄想族特攻隊長。舟越氏(19)通称いちろ  夢見がちなPre−Boy。サマキャン下見を妄想の中で過ごした男。ときに冷たく、ときに厳しい。 そんな彼でもサマキャンにかける気持ちを人一倍強い。毎日サマキャンのイメージトレーニングを行い、長野の自然に犯される夢を見る。 何も考えて無さそうだが、実はサマキャンのことを考えているとここで弁明しておこう。 そんな彼自身のサマキャン理念は、みんなを妄想・夢の中へ引き込むこと。 自分やみんながいつもは夢で見ているような、日常生活ではありえないこと。そんな体験を少しでもみんなにさせてあげて、 そして自分もできるようなサマキャンにしようと個人的に考えている。もちろん執行目標の「仲良くなる」も忘れてはいない。  下見の話しから脱線して申し訳ない限りである。下見に関しては、彼よりも彼の持ってきたパソコンの方が活躍したのは皮肉な話である。 また、写真においても増田氏や上瀬氏が旅館の設備を数多く撮っている中で、彼は人物ばかりを撮っている。 曰く「人が好きやねん。」………何とも答えにはなっていないが、彼の写真が皆さんの興味を引くことを願う限りである。  このような個性溢れる4人が見てきた下見によって、サマキャンの場所が決定することを危惧するかも知れない。 しかし我々4人は皆がわかりやすいように自分たちが感じたこと、聞いたことを伝えようとしているのでご協力を願いたい。 2007年3月2日 いちろー